これは一般中途職員から40代で法人理事にまで
上り詰めた男の実話である…。
大学は県外に出ていたが、就職は地元岡山の福祉施設を志望。数か所の面接を受け、最終的には倉敷市内の某社会福祉法人に入職。
学生時代は福祉系の大学で学んでいたものの、あまり活用できていなかったと記憶している。
(もう少し真面目に勉強していれば…)
そのため、三大介護である【入浴】【食事】【排泄】の介助方法については、先輩職員に早く追いつきたい一心で、直属の上司にお願いして、業務終了後、毎日知識・技術の指導を受けひたすらにそれを実践する毎日だった。
この後、生活相談員としての仕事が始まると介護保険制度をはじめ、分からないことは上司や行政に確認して知識を増やした。
己の至らない部分を、直したいという意思を持ち自己鍛錬によって克服する気概
できないことをできないまま放置したって何にもいいことはない。できるようになるための方策を取るのが一人前の大人の働き方ではないでしょうか。
プライベートの分岐点があり、それを機に社会福祉法人みずき会へ生活相談員として入職。
オープニングスタッフであったこともあり、全ての業務において基盤作りからスタートすることに。
当時の目的は、稼働率の安定と施設内の基盤作りが最優先であり、業務の見直しや書類物の作成・管理等習慣化できるよう努めた。
時は流れて、在宅介護支援センターへ配属。
介護保険制度の仕組みやみずき会の名前を知らない方々が多く、制度説明やみずき会の説明に明け暮れた。
新天地において自分が果たすべき役割を見つめ、丁寧にその職務をこなす精神力
優先事項を決め、それに向けて計画と行動、振り返りを堅実に行えることが管理職の必須スキルかもしれません。
通所介護のチーフとなった際、上司から「お前の好きに動いてみろ。何かあったら私が責任を取るから心配するな」という言葉から、以前より温めていたサービス内容を展開。自分のやってみたいことを実現し始めた。
同時期には、みずき会独自の役職(業務課長)に就任し、組織確立に力を注ぐ。
話しやすい直属の上司と何でも相談できる各事業所のチーフと一緒に1つ1つ改善できる所は改善してきた。
運営と経営の間となる立場だったが、地域に根差す社会福祉法人となるよう、地域のお祭りに参加・出展するとともに、みずき会主催のイベントも規模を拡大して、地域の祭りの1つと成し上げた。
個人として、組織の中でやりたいこと実現したいことの明確なイメージ
流されるまま業務に取り組んでも、喜びや成果には結び付きにくい。組織の中で自分の実現したいことへの明確な意思を持ち達成しようと努力するうちに、それを共有し応援してくれる上司や仲間に恵まれるのでしょう。
二〇一六年度からは特別養護老人ホームをはじめ、通所介護の管理者及び施設長に就任し、この度理事に就任することとなりました。
みずき会は、介護職員からスタートした職員でも自分の信念を持ち、上を目指せば理事になれるという実績を残しています。
今後も若き職員が理事になれる環境作りに専念したいと思います。
己の至らない部分を、直したいという意思を持ち
自己鍛錬によって克服する気概
新天地において自分が果たすべき役割を見つめ、
丁寧にその職務をこなす精神力
個人として、組織の中でやりたいこと/
実現したいことの明確なイメージ